公益社団法人松江青年会議所
理 事 長   福島 丈太郎

2019年度 公益社団法人 松江青年会議所 スローガン

基本理念

現在の日本は、少子高齢化、生産年齢人口の減少、格差社会、人手不足など、多くの問題を抱え、そして、その壁を乗り越えていかなければなりません。松江市においても毎年人口が減少し、定住人口を増やす取組、働き手の人材の確保、後継者不足の問題など、必要以上に考え、対応に迫られる現状が続いています。前述の多くの問題を一挙に解決する術は無く、一つ一つ時間をかけて問題の本質を知り、解決の手掛かりとなる方策を模索し続けていくしかない時代となっています。

今般の社会状況の煽りをうけ、松江青年会議所の運動の礎となる会員数は、大幅な増員の道筋が見えない状況下にあります。しかし60年以上脈々と受け継がれてきたこの青年会議所運動は、今まさにこの時代に必要とされている社会開発運動であります。長年にわたりこの地域と共に喜びや困難を共にしてきた経験と実績を振り返り、これからの松江青年会議所と地域の更なる繁栄の為に、日々運動を展開していきましょう。

「繁栄」の本質は自らが掲げた志を「継続」することです。私たちは生活の中でたくさんの行動を毎日繰り返して生きています。意志を持ち続けていることもあれば、無意識のうちに繰り返していることもありますが、私たちは日々無数の「継続」のうえに成り立っていることは明確です。今この一瞬の青年会議所運動の集積が一日となり、その一日の積み重ねが、一週間、一カ月、一年、と積み重なり、私達の大きな運動を作り上げていきます。

「念願は人格を決定す 継続は力なり 真の強さは正しい念願を貫くにある(中略) 青年よ強くなれ 大きくなれ」

宗教家である「住岡 夜晃(すみおか やこう)」氏の「讃嘆の詩(さんだんのうた)」の一節です。環境や時代がどう変わろうとも、「私達は何のために運動をしているのか」という根本的な目的意識をしっかり持ち、継続性のある運動を展開して行くことが必要であります。

40数名の青年の強く大きな志で、松江青年会議所しかできない後世に引継ぐことが出来る運動を展開し、明るい豊かな社会を実現していきましょう。

基本方針

1. 松江だんだん(公1)
(公益目的事業該当項目)
(3)地球環境の保全又は自然環境の保護及び整備に寄与する事業

1976年の松江青年会議所の創立20周年記念事業として初めて開催された「松江だんだん」は、私達にとって最も長い継続事業であり、水郷祭と共に地域を発展させてきました。2019年度は松江だんだんを、市民のニーズに応えるまつり、新たなニーズの創出、地域に広がるまつり、きれいなまつりの四本柱とし、市民の為の市民による松江だんだんで賑わいの創出を致します。

2. 松江の未来を創造する  邁進(公3)
(公益目的事業該当項目)
(1)児童又は青少年の健全な育成に寄与する事業
(2)教育、スポーツ等を通じて国民の心身の健全な発達に寄与し、又は豊かな人間性   を涵養する事業
(5)地域社会の健全な発展に寄与する事業
(6)公正かつ自由な経済活動の機会の確保及び促進並びにその活性化による国民生活の安定向上に寄与する事業

昨今の少子高齢化、生産年齢人口の減少、格差社会、人手不足の要因として、働き方の変化、県外への進学、就職等による人口の転出が大きな要因であります。今後の地域経済を支える人財を確保していくことは非常に重要な課題であります。これから職に就く青少年を対象に、定住施策とし官民一体となり、松江で暮らしたい、ふるさと松江に帰りたいと思えるよう、松江の未来を創造できる機会を提供する事業を行ってまいります。

3. 会員拡大の推進 (追求)
全会員が会員減少に危機感を持ち、会員増に積極的に強い思いで向かって頂きたいです。これから私達が青年会議所運動を継続していくには、先ずは人財が必要です。人が組織をつくり、支え、繁栄させます。先ず直近の目標は65周年に60名強の会員で迎えることが出来る様に、一人が一人を拡大する気概で一年間努めましょう。また、「私達は何のために運動をしているのか」ということを常に追求し、新しいメンバーを増やすと同時に会員の資質向上に努めましょう。

4. 国際交流を通じて地域の発展 (縁)公3
(公益目的事業該当項目)
(7)国際相互理解の促進及び開発途上にある海外の地域に対する経済協力並びに国  際社会への貢献に寄与する事業

松江青年会議所が持つ国際交流においての強みは、これまでの国際交流事業を積極的に行ってこられた先輩諸兄の功績と、過去に行った事業で得た、グローバルネットワークを活用できる事です。松江青年会議所の強みと、松江という地域が持つ潜在能力を、世界規模で活かしていく必要があります。
この強みを最大限に生かし、国際交流から更なる地域の発展に寄与する事業を行います。

5. 公益社団法人として
現在、私達のような地域活性化を目的とした団体は数多く存在します。その中で、公益社団法人として、公益性のある事業を企画・実施し、遍く人々に事業に参加していただき、松江青年会議所の運動を知って頂く必要があります。この団体が、何を目的として事業を行っているのかを広域的に伝えていきましょう。そして松江青年会議所のVision・Missionが制定されてから3年が経過しました、残り2年間でこのVision・Missionを指針としてこれから行う事業や、当年度の事業、過去に行った事業が、指針に沿っているかどうかを検証する必要があります。60周年に定めたこのVision・Missionを今からしっかり検証していきましょう。そしてこのまちで未来永劫に必要とされる公益社団法人として、運動を展開してまいりましょう。

6. 出向者・充職者の活躍、支援について
毎年、松江青年会議所より多くの出向者・充職者を輩出しております。これは過去に御活躍された先輩方の実績により、各方面よりお声がけ頂いております。現役会員と致しましても大変ありがたい事であり、このネットワークをこれからも後世に継承していく責任があります。出向者・充職者の皆様には松江青年会議所を代表して各方面で力を発揮してもらうと共に、出向先・充職先で得た知識と経験をLOMに持ち帰って頂きたいと考えております。また、出向者・充職者の支援とは、先ずは事業に参加することから始まり、次に事業の目的を理解し私達のこれからの事業と共有させることであります。決して他人事ではなく、私達の運動に必要不可欠な知識を外部から提供していただける貴重な機会であります。積極的に全メンバーで関わっていきましょう。

 

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