第37回全国城下町シンポジウム松江大会を開催しました

第37回全国城下町シンポジウム松江大会を開催しました

5月18日~20日に、全国城下町シンポジウム松江大会を開催しました。全国城下町シンポジウム(以下、全城シン)は、全国の城下町を持つ青年会議所が年1回開催する全国大会であり、24年振りに松江の地にて開催致しました。公益社団法人松江青年会議所は、松江の持つ可能性、城下町の可能性を感じ、次代へ向けて先人の「叡智」を今後のまちづくりに繋げる大会を目指し、大きく5つの事業とその他の行事で構成される事業を行いました。
5月18日に全国城下町青年会議所連絡協議会役員の皆さまとともに成功祈願祭、島根県知事溝口善兵衛様・松江市長松浦正敬様への表敬訪問、四役会・役員会、そしてウェルカムレセプションを行いました。ウェルカムレセプションには全国の青年会議所メンバーや多くの来賓の皆さま、特別会員の皆さまにお越しいただき盛大に開催することができました。
5月19日には島根県民会館にて、大会のオープニングセレモニーに衆議院議員細田博之様をはじめ多くの来賓にお越しいただく中、松江から出向している全国城下町青年会議所連絡協議会西村副会長からの開会宣言により全城シンをスタートさせていただきました。オープニングセレモニーに続き、記念シンポジウムでは松江の歴史案内人として松江歴史館館長の藤岡大拙先生、トークゲストとして吉本興業株式会社のかまいたち(山内健司氏(松江市出身)、濱家隆一氏)にお越しいただき「城下町トークライブ」を開催し、多くの学びと笑いを提供いただきました。また引き続き不昧公200年祭関連事業「歴史と落語編(第1分科会) 目黒のさんまのお殿様は不昧公だった!?落語で楽しむ不昧公と茶の湯の文化」として、11代目桂文治氏に落語「目黒のさんま」を一席行っていただきました。11代目桂文治氏は不昧公の時代から続く大名跡である「桂文治」の当代で、実力、知名度共に落語界のトップクラスの噺家であり、「目黒のさんまはモデルが一説によると松江のお殿様である」とされているこの演目を力強くお話し頂き会場は大きな笑いに包まれました。落語の後には松江の歴史に焦点を当て、11代目桂文治氏と、松江歴史館主任学芸員の新庄正典様、松江郷土料理研究会の小林悟様を招き、座談会として歴史文化の継承についてお話していただき、文献から茶の湯の文化と連綿と続く叡智の継承を感じることができました。
松江大会の日程は5月19日に集中しておりますが、先行事業として5月13日に「馬洗池 環境修復作戦」として松江城にある馬洗池の水を抜き、外来種の捕獲・調査を雨の中、多くの子供たちの見守る中行い、多くの外来種を捕獲するとともに貴重な在来種であるイシガメ等を保護することができました。さらに5月19日に「史跡と環境編(第2分科会)外来種からみんなで守ろう!馬洗池水抜き救出大作戦!!」として、引き続き環境修復作戦を多くの皆さまの見守る中実施するとともに、13日の様子を映像を交えて紹介し、捕獲した生き物を展示し、調査結果を解説することで、史跡である馬洗池の隠れた魅力を引き出す事業を行うことができました。
松江城馬溜まりから京店カラコロ広場に掛けてのエリアでは「食とまち歩き編(第3分科会)まつえ水都祭2018」として、「甲冑着付け体験」「フォトロゲin松江城」「日本酒の吞み歩き」「まち歩きガイド」を行い、堀川ではSUPが遊覧船と並走し新しい可能性を示すとともに、第3分科会のメイン会場では全城シン加盟LOMにも出店いただき「食の広場」を開催しました。ステージにはかまいたちやしまねっこに登場いただき大きな賑わいのなか開催することができました。
また「まちづくり編(第4分科会)古今城下町体感ツアー~そして未来の城下町の創造へ~」として松江城北側の武家屋敷から大橋川のさらに南側にある天神町にかけてのルートにて、まちづくりについて学ぶとともに茶の湯に触れていただく事業を行い、城下町の可能性について探ることができ、参加者の皆さまから非常に好評をいただくことができました。
最終日の20日には「大会式典・クロージング」として本大会の実行委員長である内部高志より「城下町宣言」を表明させていただき、本大会を締めることができました。城下町宣言をはじめ大会の報告は、今後、全国城下町シンポジウム松江大会の専用サイトや大会報告書にてお示しさせていただきたいと思います。
最後に全国城下町シンポジウム松江大会の開催にあたりまして、全国城下町青年会議所連絡協議会、前年大会を開催しました公益社団法人福井青年会議所をはじめとした全城シン加盟LOMの皆さま、大会協力諸団体の皆さま、地元の行政・協賛企業・賛助会員の皆さま、そして市民の皆様にご協力・ご参加いただきましたおかげで、大会を成功裏に終わらせることができました。誠にありがとうございました。

 

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